家を建てるとき、平屋建ての家が人気理由
平屋住宅で家を建てることを考える親世代も子世代も増えてきています。平屋建て注文住宅には様々なメリットがありますが、今回は、平屋で暮らす3つのメリットについてお話します。
メリット1 フラットな住まい
キッチンやダイニングの水回りや、リビングやベットルームなどの生活空間がワンフロアなので、動線がすっきりしていて、過ごしやすいのが特徴の平屋建て。子供が巣立ったあとの親世代ではとくに、これから足腰が弱ることも考えると、平屋の住まいは、計り知れないメリットがあります。また、階段の上がり降りがないために、家事や移動が楽になり、赤ちゃんからお年寄りまで快適な生活空間を確保できます。
また平屋のために、リビングの天井なども自由に表現できるため、横の空間だけではなく、天井を高くするなど、縦の空間も心地よいものになります。
メリット2 強固な家の構造
平屋住宅は、2階建てやそれ以上の住宅にくらべて、建物自体の高さが低く抑えられるために、建物の重心が低くなり、構造的に強い住宅です。この強い構造の住宅は、地震や台風による強風などの被害を受けにくく、また、メンテナンスモス安いため、住宅の寿命も長く、快適に過ごすことが可能です。
メリット3 高気密高断熱
平屋建ての住宅は、生活の空間がワンフロアにまとめられているために、熱効率もよく、冷暖房がききやすく、効率の良い熱交換住宅になります。床暖房などを導入すれば、冬は暖房器具を一切使わずに、家中があたたかくなります。また、空気の受難刊もよくなるために、ワンフロアの気温の差がなくなり、年間を通して、過ごしやすい住宅になります。高気密高断熱にすることで、カラダにもお財布にも住宅にも心地よい住宅が平屋建ての住宅です。
老後の住まいを想定したバリアフリー住宅
平成25年度発表の総務省のデータによると、平屋住宅の着工棟数は全体の9.3%となっており、数年前と比較すると確実にシェアを拡大しています。
拡大している要因としては、定年退職後の夫婦2人の老後の住まいを想定したバリアフリー住宅として平屋を建てる方が増えていることが挙げられます。平屋の商品を多く取り揃えているハウスメーカーも多く、デザインの多様化、コストの削減により若い方からも人気があります。
平屋着工棟数の割合
平屋建てにした人が喜んでいることベスト5
1.一戸建ての快適さと、マンションのように、ワンフロアで過ごしやすい動線と暮らしが手に入った!
2.天井の勾配を利用して、低価格で満足のいくオシャレな家を建てることができた。
3.熱効率がいいので、1年中快適に過ごせる。
4.階段の上がり降りがないので、楽。
5.間取りが自由で、家のどこにいても、いつも人の気配を感じる家になった。
疑問を解決!平屋住宅のよくある質問と回答
防犯対策が重要って本当ですか?
回答
本当です。全ての生活が1階で完結する平屋住宅の特性上、開口部が大きく数も多い傾向があります。
そのため、外部からの侵入が比較的容易で、プライバシーの確保がしにくい面もあります。
そこで、防犯対策グッズの活用(防犯ブザー、防犯フィルムなど)、視線を遮る工夫(ブラインド、外構など)を取り入れた家づくりを心掛けましょう。
日当たりが悪いって本当ですか?
回答
本当です。平屋住宅は、平面に広い形状になりがちなため、周辺環境によっては日が差し込みにくい場合があります。
そこで、天窓を設ける、中庭をつくるなどの、家の中まで自然光が差し込むような間取りを工夫しましょう。
広い土地が必要って本当ですか?
回答
本当です。LDKや水回り、寝室などがワンフロアでまとまっているため、ある程度の土地の広さが必要となります。
地域やライフスタイルによっては、建てられる場合もあるので、住宅会社に相談してみましょう。